『COW 牛』概要
| 原題 | Cow |
| 製作年 | 2021 |
| 製作国 | イギリス |
| 監督 | アンドレア・アーノルド |
| 時間 | 98分 |
| 配給 | アルバトロス・フィルム |
アンドレア・アーノルド監督が酪農場の一頭の乳牛「ルマ」に4年間密着して完成させたドキュメンタリー。大規模な酪農場で飼育されているルマの出産シーンから始まり、彼女が仔牛と引き離されたのち、搾乳機につながれたり、放牧され走り回ったり、餌を食べたり、種付けされて再び仔牛を生んだりするさまが一切のナレーションやテキストを廃して酪農場の営みとともに記録されていく。
『COW 牛』予告編
『COW 牛』の感想
牛の顔面をこんなに至近距離で見つめ続けることがない生活を送ってきた筆者としてはひたすら新鮮であった。もちろん映画なのでにおいや温度などは伝わってこないのだが、そのカメラの目線の高さが極力ルマに寄り添い続けており、なんとも臨場感のあるドキュメンタリーである。
他に観ていたアンドレア・アーノルド監督による劇映画作品(『バード』『ワザリング・ハイツ』『アメリカン・ハニー』)では動物が近い距離感で印象的に描かれていることが多かったが、監督自身が幼少より動物と触れ合うことが多かったことに起因しているようである。この作品については、監督が電車の車窓からよく眺めていた牛の世界に近づいてその現実に迫ってみたかったのだとか。
ラストは確かにその現実にしかと向き合った形であり、職員の方たちが愛情を持って接しているのも伝わっていただけに、一応は予想していたもののそのあっけなさにどうしてもショックを受けてしまった。

筆者
感情に振り回せれては成り立たない産業なんだよな…と実感。そこも含めて見届ける力強い作品…!
ルマには名前がついていたけど、映画用とかではなく一頭一頭名前をつけるものなのかな?と気になったな

