『ブゴニア』を観た!【ヨルゴス・ランティモス新作】

映画『ブゴニア』の感想とあらすじ

『ブゴニア』概要

原題Bugonia
製作年2025
製作国アイルランド、イギリス、カナダ、韓国、アメリカ
監督ヨルゴス・ランティモス
時間103分
配給ギャガ

製薬会社のカリスマ経営者ミシェル(エマ・ストーン)が養蜂を営む陰謀論者テディ(ジェシー・プレモンス)とその従弟のドン(エイダン・デルビス)に誘拐される。二人はミシェルがエイリアンだと信じており、自宅に監禁した彼女に地球から手をひくよう要求しつづけ…という話。

『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』『憐れみの3章』に続くヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンのタッグ。今回はジェシー・プレモンスも再登板となっている。韓国映画『地球を守れ!』のリメイクとなる。制作にはアリ・アスターも名を連ねる作品。

『ブゴニア』予告編

『ブゴニア』の感想

『女王陛下のお気に入り』からタッグを組む撮影監督ロビー・ライアンによるビスタビジョンで撮影された映像はとんでもなく美しく、音楽や衣装を含め特異な魅力の世界観を作り出している。そのなかでエマ・ストーンとジェシー・プレモンスによる圧巻の狂気的会話の応酬が繰り広げられるわけで、これはもうたまらないヨルゴス・ランティモスらしさがあふれるクレイジーな作品である。テディの従弟であるドン役のエイダン・デルビスは自閉症スペクトラムに属する俳優だそうだが、また非常にすばらしい存在感である。

個人的に惜しむらくは筆者が『地球を守れ!』のオチをその昔に聞いてしまったことがあったことである。かなりのショッキングなラストに向けてやっぱそうくるのかな〜と予想してしまい、ややソフトランディングしてしまったのはかなり悔やまれる。

とはいえその後のラストはこれまた鮮烈なものであり、しっかりと見せてくれたことに感動した次第である。

そんなわけでランティモス大好き勢なら見るしかない超クオリティのヘンな映画であることは間違いない。

筆者
筆者

正直なところエフティミス・フィリップ脚本作品のほうが好みなんだけど、しかしやはりとんでもなく面白いゾ!