『トゥギャザー』を観た!【倦怠カップルのロマンティックホラー】

映画トゥギャザーのあらすじと感想

『トゥギャザー』概要

原題Together
製作年2025
製作国アメリカ、オーストラリア
監督マイケル・シャンクス
時間101分
配給キノフィルムズ

長らく付き合っている小学校教諭のミリー(アリソン・ブリー)とヒモ気味なミュージシャン志望のティム(デイヴ・フランコ)は田舎へと共に引っ越すことに。ティムは夢を諦めきれずに引っかかるものを感じつつ仲間内でのお別れパーティで突如ミリーからのプロポーズを受け、戸惑いまくって空気を凍り付かせてしまう。

いざ田舎へ行き二人で近所の森を散策していると、迷った挙句に大雨に降られ、謎の穴に落ちて地下の洞窟で一晩過ごすことに。そこには鐘や長椅子などの残骸があり朽ちた宗教施設のようであった。飲み水が残っていなかったためティムはそこに湧いていた水を飲んでしまう。

それから二人の間に恐ろしい珍現象が発生し…という話。

『トゥギャザー』予告編

『トゥギャザー』の感想

メインビジュアルから分かる通り人が物理的にくっついちゃう話であり、意外なほどシンプルな発想ながらこれがおもしろい!

「トゥギャザー」はリアリティある生々しい倦怠ムードとともに、そのくっつき珍現象が二人三脚で密着しながら迫ってくるボディホラーである。そして実はロマンティックな恋愛映画でもあった。心とは反比例的に肉体が否応なく近づく不条理によって倦怠カップルの感情の機微が浮き彫りになって行くさまにやきもきし、実は感動もあったりするのである。

また不意の悪夢や異変などのホラー描写についても、見せる見せないのバランスや質感(特に粘着質)も良かった。

筆者
筆者

インタビューで監督が話しているけど、好きな日本ホラー作家として伊藤潤二先生を挙げてるゾ!確かにティムのお母さんの描写にその影響が感じられたり

そんな感じでとても楽しめたホラー映画である。監督の次回作「Hotel Hotel Hotel Hotel」がA24とのタッグだそうで、期待したいところ。