『万事快調 オール・グリーンズ』概要
| 原題 | 万事快調 オール・グリーンズ |
| 製作年 | 2026 |
| 製作国 | 日本 |
| 監督 | 児山隆 |
| 時間 | 119分 |
| 配給 | カルチュア・パブリッシャーズ |
ラップが心の拠り所である高校生朴秀美(南沙良)は、ある日トラックメーカーの家で■■の■を発見。ある事故でクラスの中心から転落した矢口美流紅(出口夏希)、秀美とともにクラスの端にいる漫画好きの岩隈真子(吉田美月喜)とともにこの街から抜け出すべく、禁断の課外活動で一攫千金を狙う…!という話。
『万事快調 オール・グリーンズ』予告編
『万事快調 オール・グリーンズ』感想
普段あまり観ない寄りのジャンルだが、これが大当たりと言える面白さであった。
機能不全な家庭と息詰まる田舎、そんな行き止まりしか見えない環境から抜け出すべく集ったアウトロー高校生が不適切課外活動を通し「仲間」になり、図らずも青春してしまうわけだが、刹那的な危うさや付き纏う無常さをも飲み込んでいく力強さに心揺さぶられたのである。
肝心の課外活動については宣伝上なんなのかは隠されているのだが、チラシなどをみててもなんとなく予想がつく感じで、観てみたらやはりそうだった。で、去年公開された『ニーキャップ』や『嗤う蟲』的な感じの狂騒になっちゃうやつ?と思ったらまんまとそうなってしまう(おもしろかったがなんならちょいと過剰にも感じた)。
CMなども手掛けている児山監督だからか非常に映像的なかっこよさがあり、タイトルが出るところはなかなかグッとくるものがある。また夜のさびしげな田舎の交差点のシーンが2回あるのだがそこがどちらも好き。
美流紅が映画好き、イワクマコが漫画好き、ということもあってかポップカルチャーなネタもちらほら出てきたりする。個人的にいは行ったことがあるミニシアター「あまや座」がでてきたのがちょっとうれしかった(だいぶ名画座感のあるラインナップになっている)。

ただ雨のなか夜に村からチャリであまや座まで行くの絶対きつい。w
朴秀美はラップが上手いという設定であり、筆者自身はラップのことをよく知らないのだが、しかしとても説得力のあるかっこよさがあり良かった。こちらはサントラで聴ける(15曲目がクライマックスで披露される朴秀美によるラップの曲。物語をもろもろ回収した内容になっていたり)。
音楽を担当している荘子it氏がラップ指導なども行っているそうな。
キャストの魅力が光る配役で、オール・グリーンズ(男子含め)に対して不思議な愛おしさで満たされる映画である。

よかったな〜


