『ワザリング・ハイツ 嵐が丘』概要
| 原題 | Wuthering Heights |
| 製作年 | 2011 |
| 製作国 | イギリス |
| 監督 | アンドレア・アーノルド |
| 時間 | 129分 |
| 配給 | アルバトロス・フィルム |
ヨークシャーの荒野にぽつりと建つ屋敷「嵐が丘」に、主人アーンショーが孤児の少年を連れて帰ってくる。ヒースクリフと名づけられた少年は、アーンショーの娘キャサリンと強い絆で結ばれていくのだが、やがてキャサリンは裕福な家の息子エドガーと結婚することになってしまう。それを機に出奔したヒースクリフは、数年後に大金持ちとなって嵐が丘に舞い戻り…という話。
アンドレア・アーノルド監督による長編第3作。エミリー・ブロンテの名作小説「嵐が丘」を独自の解釈と美意識でもって映画化した作品。
『ワザリング・ハイツ 嵐が丘』予告編
『ワザリング・ハイツ 嵐が丘』の感想
『バード ここから羽ばたく』のアンドレア・アーノルド監督作品ということで観ておきたかったので、2026年1月に下高井戸シネマにて鑑賞。
ヒースクリフとキャサリンの関係性がなかなか常軌を逸しており、恋愛映画とは一線を画す作品であった。恋愛という言葉では言い表しづらい「執着」とも言える二人の悲しい関係の傍らに常にある荒涼としつつも美しい自然がとにかくすばらしかった。『バード』でも手持ちカメラによる印象的な撮影がとても好きだと思ったのだが、今作でも撮影監督は同じくロビー・ライアンによるもので、映像的な魅力を堪能できたので大満足。
ちなみに筆者は未読なのだがエミリー・ブロンテの小説「嵐が丘」が原作であり、英語圏では世界三大悲劇と呼ばれていたりするそうな。過去にも映像化されている原作なのだが、アンドレア・アーノルド版は出自不明なヒースクリフに黒人俳優のソロモン・グレイヴ(成人期はジェームズ・ハウソン)を起用するという大胆に再構築した作品となっている(ちなみに2026/2にマーゴット・ロビー監督の「嵐が丘」が日本公開されたりする)。

相変わらずアーノルド作品は自然や動物に対する眼差しが印象的だな
(ただ電気もない荒野に機材を持ち込む必要があり、撮影もかなり大変だったそうな…!)


