『海賊のフィアンセ』を観た!【ネリーに気をつけろ!】

ネリー・カプランレトロスペクティブ『海賊のフィアンセ』 のあらすじと感想

『海賊のフィアンセ』概要

原題La fiancée du pirate
製作年1969
製作国フランス
監督ネリー・カプラン
時間107分
配給グッチーズ・フリースクール

フランスの片田舎・テリエ(架空の村)にて蔑ろにされて暮らしていたジプシーのマリー(ベルナデット・ラフォン)はある日母を亡くしてしまう。その日を境に自らのヤリ方でもって村の経済と人間関係を混乱に落とし入れては、無駄なものを買い込んでいき…という話。

『海賊のフィアンセ』予告編

『ネリーに気をつけろ!ネリー・カプラン レトロスペクティヴ』の予告となる。

『海賊のフィアンセ』の感想

村でひどい扱いを受けていたマリーが母の死を契機として村の男(と一部の女性も)を次々に手玉に取っては稼いだお金を無駄なもので消費していき、村人の夫婦関係をも揺るがしていくというマリーなりの復讐譚である。

監督自身「自分が火刑に処されるのではなく、異端審問官を火あぶりにする現代の魔女の物語」と称した作品だそうな。手に入れた無駄なものの一つをしっかりと活かしたラストなどは非常に痛快でいながらも、手段が手段だけに作品を通してどうにも心ざわつく物語でもある。結局モノへの執着はその場限りであり、すべて投げうって自分の道を歩くマリーのその姿の眩しさたるや…! 

ベルナデット・ラフォンの気骨と気品も相まって忘れがたい孤高の個性を感じる作品であった。

筆者
筆者

だんだん見た目がポップになっていく感じもよかったな〜マリーめちゃくちゃカッコイイ!傑作!